現代テニスラケットの三大名器とは?今なお愛され続ける歴代の傑作達

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現代テニスラケットの三大名器とは?今なお愛され続ける歴代の傑作達

近代テニス3台名器・プリンステニスラケット「Classic Graphite 100」
プリンスの「グラファイト」、ウィルソンの「プロスタッフ」、ヘッドの「プレステージ」、これらを現代テニスラケットの三代名器と呼ぶ人もいます。
プリンスのグラファイトは「Classic Graphite」として2014年に復旧版が登場しました。
「Classic Graphite100」はトップライト設計に、19mmのフレーム厚、100%グラファイト、クロスバーなど上級者が求めるスペック一本にまとめたラケットで、「試合をコントロールできる者」という異名があります。
当時の打球感はそのまま残しているのがにくいところで、コントロール性能とパワーをさらに伸ばしています。
スピードテニスを重視した固めのカーボン素材とは違った、ソフトで粘り気のある打球感がグラファイトの特徴。
当時グラファイトは大変高価だったため、1980年代にテニスをプレーしていた人達は「いつかはグラファイト」という憧れを持っていて、2本持っていればそれだけで相手をプレッシャーで倒せるとも言われていたようです(笑)
中にはローンを組んでグラファイトを手に入れる人も多かったようです。持っているだけでステータスだったラケットはグラファイトくらいでしょう。
そんな憧れのグラファイトですから、40代以降のコアなファンに今でも熱烈に支持されています。

 

続いて紹介する名器が、1984年ウィルソンと名選手ジミー・コナーズが共同開発したウィルソンの「PRO STAFF」(プロスタッフ)です。
ラケットのフェイス面が85平方インチと狭めで、かなり上級者向けモデル。ロジャー・フェデラー選手が愛用していたことでも有名です。
プロスタッフといえば、忘れてはいけないのがピート・サンプラス選手の逸話。
セントビンセント島で製造されるプロスタッフを愛用していた彼は、工場が閉鎖されると聞くやいなや、なんと300本をまとめ買いしました。
このセントビンセント島で作られたプロスタッフは現在大変なプレミアが付いた貴重なラケットとなっています。

 

最後にご紹介する名器が、ヘッドの「Prestige」(プレステージ)です。
ゴラン・イバニセビッチ選手、マラト・サフィン選手がプレステージを愛用していたことでも知られています。この両選手は試合中にラケット叩き折ることが多かったため、「折られるラケット」のイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんw
打球感が独特で、いまだにファンが多いのはさすが名器ラケットといった感じですね。

 

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